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救世軍国際ニュース
2010.09.06(月)

ニュージーランド南島地震被災者支援 1

救世軍万国本営サイトの記事より

ニュージーランドの地震について、救世軍が強力な支持を得る。

(救世軍万国本営サイト2010年9月6日付)
アディントン・レイスウェイ・ウェルフェア・センターの被災者のためにお手製のマフィンを届けたハリエットさんと、それを受け取るレックス・クロス少佐(救世軍緊急サービスコーディネイター)
ニュージーランドのカンタベリー地方を襲ったマグニチュード7.1の地震から2日が経過した。クライストチャーチ市の救世軍は地震で家を失った400人を支援している。

救世軍の緊急サービス員とボランティアたちはクライストチャーチとその郊外のバーンサイド、リンウッド、アディントンの各ウェルフェア・センターに詰めている。どのセンターも昨日は約400食を提供した。ランギオラ小隊(救世軍の教会)ではカイアポイの50人に対して、仮眠所、食料と慰安を夜通しで提供した。

救世軍は各センターで食料の包みを配布したが、これにはサモア・セヴンスデイ教会の会員たちから委託された多くの品物も含まれている。同会員たちは彼らの教会に避難している。

救世軍ニュージーランド南連隊の連隊長クリヴ・ニコルソン少佐は、予見可能な将来までこのような福祉的なサービスを継続する必要があると見込んでいる。「見込み以上に・・・」彼は言う「・・・衣類、家具、食料についての必要は暫時増加するでしょう。政府機関その他の組織の助けを必要とする人々の申請支援・仲介ということについても。」

ニュージーランドのウェストパック銀行は、救世軍をシニア・パートナーとしてウェストパック・カンタベリー・ケア・ファンドに百万ニュージーランド・ドルを拠出した。救世軍ではその資金の一部を食料、仮宿所、ケアを必要とする人々を支援するために用い、長期的な支援のためにその残りを用いることになろう。

「救世軍はニュージーランドでは最も敬意を集め認められている地域ケアの組織です。」ウェストパック社のCEO、ジョージ・フランジスは言う「ウェストパック・カンタベリー・ケア・ファンドの主要なパートナーになってくださることにつき、心躍る思いで歓迎します。」

「緊急事態宣言が外されれば、救世軍への大口の資金提供も止まることでしょう。しかし生活状況がひっくり返ってしまったようなクライストチャーチの人々の困窮はある程度の期間続くことでしょう。」

救世軍ニュージーランド軍国の司令官、ドン・ベル中将は言う。「救世軍はウェストパック社の協力と賛助を歓迎します。同社の視点もカンタベリー地方の人々が可及的速やかに再び自立するということに置かれています。」

「ウェストパック社提供の資金は緊急のニーズを満たす堅固な基盤となるでしょうし、そのニーズは今後数日中にわたしたちがさらに確実に把握することになるでしょう。救世軍は、この資金がちゃんと役立てられ、先の週末の大地震に被災した人々の状況が実際に改善されるように、地域社会と共に働きます。このような困難な状況にあってカンタベリー地方の地域社会と共に働くことはわたしたちにとって光栄なことであり、わたしたちの責任でもあります。」

ザ・バンク・オヴ・ニュージーランド(BNZ)は救世軍の当座の出費のために250,000NZドルを寄付した。救世軍の震災募金に対する一般からの寄付金も現時点で34,000NZドル寄せられている。

食料品や個人用の身の回り品の提供についていくつかの会社が救世軍に話を持ちかけている。

救世軍の土地建物もその多くが地震で損害を受けた。家屋の一つがその土台から外れ、他の複数の建物でもひび割れや窓の損壊などが報告されている。セント・アルバンズ小隊の会堂は深刻な構造上の損傷を生じた。会堂への取り付け道路に発生した一本のひび割れが建物本体にまで続いてしまっているのである。

クライストチャーチ市のいくつかの地区への立ち入りはまだ制限されている。同市街中心部にある救世軍の土地建物についてもその構造被害調査は未完了である。

クリスティーナ・タイソン少佐 報

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