依頼前テスト_2019/11/9 (土) 京橋小隊バザー
- バザー
昨年6月の開始以来、湿地帯の中にある村の開発支援プロジェクトは順調に進められています。すでにご報告しましたが、はじめに村落リーダーたちの訓練コースを行いました。 各コミュニティにおける問題をどうやって村のみんなの意見を汲みながら解決していくかなどについてグループ討議を重ねていき、自分たちの力で将来の開発を考えていくものです。訓練コースの参加者は、我々が予想した以上に熱心に討議を行い、将来の継続的な自立開発に希望を抱いています。
これに続いて、9つの村で全家庭への保健衛生訪問調査を行いました。家族構成に始まり、飲み水や保健衛生の実態についての話を聞きました。たいていの家は、 10人前後のたくさんの子どもがいる大家族で、マラリア、下痢、皮膚や呼吸器の病気、大怪我などがしばしば起こっています。町に行く道路もないような交通条件のため、病院に行くこと自体大変なことです。そのため、5歳以下の乳幼児の死亡率が高いです。調査の結果を村の保健衛生基本台帳としてまとめました。
次に、各村から数名の代表を選び、保健衛生訓練コースを行いました。村における保健衛生上の問題を見つけだし、衛生環境の改善方法について討論し合い、実施計画を立てました。 具体的活動の一つとして、これまで村にはほとんどなかった衛生的なトイレの建設を始めています。我々の方で技術指導や村にはない資材の提供はするものの、材木や砂利などは村人が自分たちで用意し、村人自身の手で建設が進められています。
このほか、地区内には濁った川の水以外にはきれいな水源がないので、飲料や料理用の水を得るための大型雨水貯留タンクの建設を始めました。 このプロジェクトはこれからも2年続きます。4月以降は、井戸掘り、山の源泉からのパイプ導水、村の出産介助ボランティアセンターの建設とその要員の訓練などが計画されています。
救世軍本営軍属
那倉基夫および樋口潔 報
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