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救世軍国際ニュース
2008.06.12(木)

ボシュハルト「少佐」の生涯と業績が記念切手セットで再評価される

救世軍万国本営サイトの記事より

(救世軍万国本営サイト 2008年6月12日付)

アリダ・M・ボシュハルト大佐補は、オランダでは最も有名な救世軍人 —そして最も市民に愛された人の1人— であるが、同国では彼女の生涯を祝福して9枚の郵便切手が製作された。

ボシュハルト「少佐」の記念切手
貧しく困窮する人々のために生涯にわたる奉仕をした後、大佐補は2007年6月に天に召された。アムステルダムの売春が行われる地区(red light district)での働きが特に記憶されている。
額面各44ユーロセントの9枚の切手は、同「少佐」 —彼女は大佐補昇進後もそのように知られていた— の色々な写真や絵を載せており、それは救世軍のボンネットをかぶった、彼女のお決まりの姿になっている。

オランダの大手配送サービス、ロイヤルTNTポストは、この新しい切手とボシュハルト大佐補の経歴中のさらに多くの写真を含む、特別な小冊子も製作した。大佐補の経歴がオランダ語と英語で綴られており、貧しい人や拠りどころの無い人に対する彼女の感性が、彼女が持っている神の愛から来ているものである、ということがよくわかるようになっている。

表紙には —これも2ヶ国語であるが— 「少佐」が彼女の人生の指針(モットー)とした言葉がある。「神に仕えることは人々に仕えることであり、人々に仕えることは神に仕えることである。」
記念小冊子

補足記事: 「アムステルダムの天使」

(救世軍(日本)公報『ときのこえ』 2007年8月15日号より)

  • アリダ・ボシュハルト大佐補、天に召される

    2007年6月25日、94歳で天に帰りました。大佐補はオランダの士官で(救世軍)創立者章の受章者。第二次世界大戦終結直後からアムステルダムの赤線地帯(売春営業許可区域)で訪問と野戦(路傍伝道のこと)をおこない、長年にわたって女性たちの更生のために力を尽くしました。 また、売春婦のみならず薬物依存症者、ホームレスなど、多くの苦しむ人々にキリストの愛をもって寄り添い、良き感化を残しました。召天の報はオランダ全国に伝えられ、葬儀の様子はテレビ放映されました。若いころ大佐補とともに赤線地帯を視察したベアトリクス女王もこの知らせに哀悼の意を表しました。

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