依頼前テスト_2019/11/9 (土) 京橋小隊バザー
- バザー
(救世軍万国本営サイト 2008年8月14日付)
人々に希望を与えようと、5月上旬にミャンマー(旧ビルマ)を壊滅させたサイクロン被害に対する救世軍の対応が続けられている。現在、(救世軍)国際緊急サービスの要員と現地救世軍の士官たちが被災した8つの町村で働いている。
食料その他の物資配給が続けられており、地域によっては、この先数か月ほど続けられる予定である。最重要の必要は食料である。収穫されるべき米はサイクロンで全く失われた。前年の収穫を収めた倉も被害を受け、それはつまり中の米も駄目になってしまったということである。他の食料供給源も利用できる状態にはほど遠い有様である—マンゴーの木は根こそぎ倒れ、バナナの幹が折れ、野菜になる植物も失われた。
稲やその他の食料用植物を植える次のシーズンは10月から11月にかけてである。必死になっている人々はすでに何らかの植物を植え始めているが、しかし良い時期では無いうえ、多くの地方で地面が海水で洗われるようなことであったから、塩分が高くなっている恐れもあるのだ。人々は驚異的なまでに落ち着きを取り戻しており、生活再建のためにできることは何でもやろうという覚悟を持っている。
ある人々は日雇いのゴム畑労働者である。多くの木が倒れたため、彼らの仕事はもう無い。ある者はぜんぜん違う仕事を選ぶことを余儀なくされ、彼らに仕事を与えてくれる別の人に頼らざるを得なくなった。しかし人々全員が苦闘しているような被災地では仕事が生まれるということさえ難しいのだ。
別の地域では最重要の必要は仮住居である。当地の一般の家は主に竹で作られているが、それでも多くの世帯にとって手が届くものでは無い。ことに災害を受けて物価が上昇し、品物によっては供給不足になっている状態ではなおのことだ。
2つの村において、救世軍では1週間に20件分の建築材料を買い入れている。各世帯は自分たちの敷地まで材料を自分で運び、隣人たちの助けを得て4日間で家を完成させることができるのである。
最初の支援対象に選ばれたのは最も弱っていた世帯である— 高齢の未亡人であるドー・ソーのような人々とか。かつて彼女の家は、野原のただ中に立っていたが、サイクロンがその家を襲い、完全に破壊された。彼女は自分の娘および数人の孫たちと共に暮らしていたが、一家全員が他の村人たちのところに避難所を求めなければならない有様だったのだ。
別の村では、最初に再建された家の中に、ある老夫婦のものがあった。サイクロンで家を破壊された後、当座の住居を組み立てるには充分な資材を彼らは拾い集め、救世軍や他の非政府組織が与えた防水シート数枚を用いたのだ。
ドー・ソーや上記の老夫婦も現在は新しい家に移っている。ドー・ソーの隣には別の未亡人が、これも最初の受益者として入居している。隣人や家族や地域の協力によって、当地特有の高床式住居が建てられている。屋根には竹を葺いてあり、竹を編んで壁にしている。
救世軍の支援を増強する計画が実施されている。また、救世軍の対応がまだ及んでいない地域も含めて、他の地域での長期プロジェクトをいくつか行うための初期調査も進められている。
国際緊急サービスのチームがこのプロジェクトを視察した時、ドー・ソーは彼女の新しい家に、娘や孫たちと共にいた。孫の一人は障害者で歩くことができないが、大きく微笑んで、おばあさんの新しい家がとても気に入っていると言った。
竹の新しい家は小奇麗で、涼しげで、可愛らしい。しかし家だけでは無く、チームはドー・ソーやその家族のような人々に、保護と人間らしい生活を提供している。
ダマリス・フリック 報
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