依頼前テスト_2019/11/9 (土) 京橋小隊バザー
- バザー
(救世軍万国本営サイト 2008年9月9日付)
ショー・クリフトン大将は、国際社会正義委員会の働きを、神の前に正式に立ち上げ、その新しい本部をアメリカ合衆国のニューヨーク市マンハッタン東52番街に置いた。近くにある国連本部からの国際的な客人や代表者および救世軍人たちが、本部長(クリスティーン・マクミラン中将)のもとに集まり、この働きの「共に正義を求めて」という目的が強調された。
大将は、構想として抱いていたこの委員会が成立するのを見て喜んでいるとして、このように述べた。「きょうは、救世軍にとって歴史的な日です。わたしたちの国際社会正義委員会が、国連からそう遠くない場所で、正式に誕生したのです。今日は背中を叩いて喜び合う日ではありません。それよりも神に栄光を帰する日です。」
「わたしたちの新しい、国際社会正義委員会は全世界の救世軍人による社会正義への取り組みを、強力かつ適切に支援するために組織され設立されたのです。これはまた、ニューヨーク、ジュネーブ、ウィーン、ナイロビにある国連の各拠点のような、国際的な各組織体とわたしたちとの緊密な連携を巧妙かつ鋭敏なものとすることでしょう。このことのすべては、わたしたちにとって、単に神への服従をさらに一歩進めたということです。」
大将の言葉の意味は、国連に対する救世軍の代表者であるウィーン(エリザベート・フライ少佐)とジュネーブ(シルヴェット・ユグナン少佐)からの同席者を意識したものであろう。
大将は続けた。「救世軍が今日まで社会正義や社会運動に具体的に関わらなかったと考える人が無いようにと望むわけではありませんが、—事実はまったくそうでは無いのですが—しかし、この委員会の創設は、新しく、現代的にすべての問題を見つめ、以前は軽視されていた要素である国際協力を、現在わたしたちが活動している115か国間において推進するものです。」
大将はまた、「共に正義を求めて」という題目に重きを置いて力説した。「社会正義に関する問題をわたしたちが解決できるなどという僭越な考えはありません。わたしたちは可能なことを行い、他の人々と協力するのです。わたしたちは、社会正義を護るわたしたちの役割について確認し、更新しようとしているのです。わたしたちはイエスと共に立たなければなりません!」
大将は以下の人々に感謝を述べた。マクミラン中将とスタッフたちに、委員会設立を助けた人々、アメリカ合衆国東部軍国の指導者、そして、委員会の建物の入手と改装につい時期にかなった助けをした連隊の指導者に対して。
社会正義の問題を扱うことは嵐吹きすさぶ凸凹の地平を進むことになるかもしれないし、金のかかる直接行動が求められることであると強調しながらも、大将は、かつて困難な時代に救世軍が行った過去の社会運動を例に挙げた。第一次世界大戦時のブラムウェル・ブース大将についても語られた。これは、パン製造業者が小売価格を下げない場合、作ったものを原価で売るパン屋を何軒か開くと警告した、というものである。ブース大将はパン屋が戦争の危機に乗じて不当な利益を得ていると感じていたのだ。彼の警告は効いて、価格は下がり、救世軍が「原価販売」のパン屋を開くことは無かった。—これは明快な、実際的な社会正義の実例である。
さらに、大将はイギリスにおける現代の社会正義の実例を挙げた。イギリスでは救世軍が他のクリスチャン活動家グループと共に、無料新聞から性産業広告を排除することに取り組んだ。これは持続的で広範囲な行動を要することであり、ヘレン・クリフトン中将を含む数人から一年以上、編集者へ手紙を出し続けるなどしたのである。そして最後には彼らの行動は成功したのである。
マクミラン中将は大将の話に同意して宣言した。「沈黙の対価はあまりにも高過ぎる」と。
国連を代表して、国連非政府組織会議の議長であるリベラト・バウティスタ氏が語り、神が必要とする不可欠なことは「天に成るように地にも成る」と述べた。世界中の貧者、抑圧を被っている人、ギリギリの立場にある人たちと結束することは他に選択の余地の無いことであるとして、彼は「わたしたちは社会正義の理念を信じ、世界もそれを信じるようにと願います」と語った。
「わたしたちは、非政府組織の会議で皆様と席を同じくする会議員であることを嬉しく思っています。この構想についてわたしたちは、クリフトン大将と救世軍を高く評価します。救世軍の社会正義委員会は正義を追求するという分野において平和的な活動を見せてくれると思っています。この社会正義委員会の設立は祝福するべきものです。」
厳粛な式の最後に、参加者全員が新しく作られた庭に招かれた。この庭は高い建物に完全に囲まれている。ここで「共に正義を求めて」というテーマ—これが「籠の中の鳥」という絵と劇や、多言語での聖書朗読で、演出された子どもたちの参加によって—象徴的に描写され、また、不正義が苦しめている幾百万の人々の解放を支援するという委員会の目的を再確認するものとして、数羽の鳩が解き放たれた。
音楽はすべて、救世軍ニューヨーク・スタッフ・バンドと救世軍人の歌い手によるアンサンブルによって奏でられた。
大将のスピーチの全文は次のウェブサイト http://www.salvationarmy.org/thegeneral (英語)にて閲覧できる。
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